スポンジ会計士の「かもしれない」日記

「かもしれない」という考え方で、楽になる。前向きになる。ちょっとだけ世界の見え方が変わる。

「諦めないことが大事」はちょっと違うのかもしれない。


「諦めたらそこで試合終了だよ」

 

かの有名な漫画の有名なセリフだ。

これと似たように、

「諦めず最後までやりきった人が成功する」

的な自己啓発本も非常に多い。

諦めない=良いこと


と世間は言う。

 

でも、これはちょっと違うぞ。

肝心なのは、「何」を諦めないかだ。

 

この「何」が大事なのであって、
諦めないことが大事なのではない。

 

「諦めたらそこで試合終了だよ」

に触発されてか知らないが、

人々は諦めるべきものすら諦めない傾向にある。

 

特に感じるのは、

過去を諦めない人が多いということだ。


今日お昼に回転お寿司やさんに行ったのだが、

隣の女性客が4皿くらいで食事を終え、

店員さんにお会計を頼んだのだが、

そのとき

「この寿司、まずすぎて食べれなかった」

と吐き捨てた。

この時点で人間性を強く疑わざるを得ないが笑、
まあよしとしよう。

すると、店員さんは困ったように

「すいません、、」

と言ったのだが、この返しが気に入らなかったのか、

その残した寿司が乗ったお皿をわざわざカウンターの中にいる大将に見せて

「ねえ!これまずすぎて食えなかったから!」

と突き返したのだ。

どんだけ諦め悪いのか。。

あなたにとってもしかしたらまずかったのかもしれないが(回転寿司にしてはめちゃくちゃ旨かったけど)、

そのまずかったという過去はもう変えられない。

だからせめてその場から早く立ち去り、イライラが収まるようにすればいいのに、
まずかったという取り返しのつかない過去を取り返そうと狼狽する。

このように過去を諦めないのは非常に残念なことだ。

 


また、普段仕事をしているなかでも過去を諦めきれないシーンは多い。

言った言わない、

なんでやってないのか、なんで遅れてるのか

なにも聞いてない…なぜ共有されていないのか、


たぶん、上記のことを言われる側の方が悪いのは間違いない。
非があるのは充分理解できる。
自分がその側だったら相当反省するだろう。

 

ただ、だからといって、過去を諦めずに責めるシーンを見るとなんか悲しい気持ちになる。

言った言わないの会話は本当に無生産的で残念な気持ちになる。

 

「なんでやってないの?」

なんて
忘れただけやん、
考えが至ってなかっただけやん、
それ以上でもそれ以下でもないやん、
と思ってしまう。


だから、そーゆーときは未来を向きたいところです。


現に僕は、
誰かが頼んだことを忘れたり間違えたり、考えが至ってなかったしたときには、

たぶんその「過去」を諦めきれずに責めたことは少ないと思う。

 

なぜなら、起きてしまったことなのでしょうがないよね、とすぐに諦めてしまうからです。

「じゃあそうしたらこうしましょうか~」

「ここだけ急いで確認した方が良いんじゃね?」

「次ちゃんとするようにはどうしたらいいんすかね~」

というようなことを喋るようにしている。

これは実はまさに今の上司から学んだことの1つだったりする。


わりと僕はもしかしたら諦めるのが早すぎるのかもしれないが笑、


少しでも過去を早く諦めて、未来を諦めない


ような考え方が世の中で増えていったら幸いだなー

なんて思います。

 

というわけで、

これからも未来を諦めないために過去は簡単に諦めようと思います。

 

ありがとうございました。

 

 

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<その他の記事(抜粋)>

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