メンタルに課題を感じている人は、課題になるべくして課題になっているのかもしれない。
今回は、とあるメンタルトレーニングのワークショップにいったときに気づいたことをシェアしたいと思う。
それは、
「あ…メンタルに課題を感じている人って、
なるべくしてメンタルに課題を抱えているのかもしれない。。」
ということである。
※前提として、他人と比べるとメンタル弱いかも…と思うようなレベルの人について書いていて、それとは違う深刻な方、治療が必要な方には全然当てはまらない内容だと思いますので、あらかじめご容赦頂ければと思います。
どーゆーことか。
①メンタルに課題のある人は論理的思考が苦手である
よく、感情型人間か論理型人間か、
といった形で、議論がされることがある。
その際、
感情型人間は、
「一般的に感情で意思決定する人で、
調和や共感が求められる場面で能力を発揮する。
その一方で、論理的に物事を理解しジャッジすることが苦手である。」
みたいな定義をされる。
メンタルトレーニングに来ている人たちは、
まさにこのタイプが多いと感じる。
今行ってるメンタルトレーニングのワークショップは、
戦略コンサルタントの方がやっているので、
前提の理論や各ワークの趣旨をちゃんと説明する。
簡単にいうと、
「今回のワークショップは、
自己観察力を高めて、
とある出来事に対する自分の受け止め方を客観的に認識することで、冷静になって言動をコントロールできるようになることを目的としていて、
今からやるワークでは、自己観察力を高める練習をします。」
といった感じで説明してくれる。
だから、すごいわかりやすい。
だが、多くの参加者はこの構造を理解してないか、ワークを実践する頃にはすっかり忘れて考えられていない。
結果、
自己観察力(自分の注意をコントロールして自分がどう感じているかに意図して集中する力)を高めるために様々な瞑想ワークをするのだが、その後の質問・感想タイムで
「呼吸に集中する瞑想は雑念が浮かぶが、声を出す瞑想は雑念が浮かんでこずスッキリしてすごく楽しかった」
「毎日瞑想を続けているが、なんか朝の目覚めがスッキリするようになった気がします!」
などの感想が出てくる。
すごく感覚的なのだ。
瞑想の趣旨はたぶん抜け落ちてしまっている。
前提や趣旨を説明されてすぐのワークでこうなってしまうので、
恐らく、日常でストレスになる体験をしたときも、
それがなぜストレスなんだっけ?
というのを深堀りできず、
場当たり的にイライラしたりへこんだりする。
そこから抜け出すために、
結果として一時的な形で(遊ぶ、飲むなどで)ストレスを発散してやり過ごすが、
同じ課題がまた降ってきてストレスを感じる。
で、そのストレスについて「どーでもいいや」と割りきれない真面目な人は、
「なんかストレスがずっとある。。辛い。。メンタルに課題ある。。」
となるんだろうと感じた。
論理的思考が苦手なゆえ、
自分の課題を深堀できず手が打てず、
結果同じ課題が繰り返し襲ってきて、
性格ゆえ適当に流すこともできず辛くなり、
でも論理的思考が苦手だから解決できない。
というループで辛さが積み重なっていくんだろう。
これは辛い……。
②メンタルに課題のある人には、自分が変わるという概念がない
もうひとつは、自分が変わるという意識が薄いということだ。
ワークのあとは必ず質問や感想をシェアするのだが、
「物事を客観的に捉えるのは重要とわかったが、それでどう行動が変わるのかわからない」
「瞑想をしているが、これで何が変わるのかわからない」
などの意見が出てくる。
イメージ、
肩が凝ったからマッサージをしてもらいにいこう
という感覚でメンタルトレーニングのワークショップに来ているのだろう。
肩が凝らないようにストレッチしようとか、
肩が凝り始めたらこーゆー食事をしよう
と、
自分が意図的に何かを変えることで、
課題を解決しようという意識が薄いんだと思われる。
以上のように、
①②のような性質から
結果、自分を変えられず同じ課題にぶつかり悩んでしまうのかもしれない。
ちょっと厳しいことを言ってしまったが、
このブログを読んでいて、もし「自分メンタル弱いかも」と思っている人は、
書籍や講義でメンタルに関係なさそうな論理的思考力を磨いたり、
普段のちょっとした何かをためしに変えてみたり、
ということをすれば、
意外と心が楽になるかもしれません。
という僕もメンタルはそんなに強くなく、
日々悩んでいる感じなので、
なかなかそれが難しいことも身を持って理解しております。
お互い少しずつ自分を変えられるといいなと思います。
それでは今回はこんな感じで。
ありがとうございました。
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