スポンジ会計士の「かもしれない」日記

「かもしれない」という考え方で、楽になる。前向きになる。ちょっとだけ世界の見え方が変わる。

アカツキを辞めるのは間違っているのかもしれない。

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ご無沙汰しております。

 

しばらくブログの更新ができておりませんでした。

 

そんな中、僕の人生は新しい方向へ進むこととなりました。

(急で申し訳ございません)

 

3年弱勤めていたアカツキという会社を退職することにしました。

※今は有給消化中です。

aktsk.jp

 

僕は、アカツキで会計士としてのキャリアの序盤戦を歩ませていただきました。

 

具体的には、

・経理

・コーポレート部門としての上場準備

・上場後の経営企画的な仕事(予算、借入や私募債などの資金調達、システム連携周り、その他突発的に数字の資料作る)

など、たくさんのことを経験させていただきました。

(まあどれもレベルはまだまだで、できた!というより、実際にやってみて色々学んだという感じなんですが)

 

 

そんなこんなで、

今までやらせていただいたことを振り返っていたり、

最終出社日に思っていたより盛大に送り出して頂いたりする中で、

 

(やばい……

アカツキを辞めるのはやっぱり間違っているのかもしれない……)

 

と、めちゃくちゃ不安な気持ちになってしまいました(悲)

 

 

それくらい、

アカツキって本当に良い会社だなー

と改めて思ったので、

今日はアカツキで特に良いと思ってることを、

勝手に言いたいかもしれないです。

 

※以下は完全に僕個人の所感です。全く違うように捉えていたり、下手したらネガティブに捉えていたりする社員・元社員も当然いると思います。

 

 

⬛️経営者がピュアかもしれない

まず、経営者が非常にピュアです。

 

ピュアな感じはアカツキのHPや様々なインタビュー記事からも伺えると思いますが、

中にいるとそれをより強く感じることができます。

 

例えば、

アカツキでは毎週金曜日に全社での報告会があるのですが、

CEOがワクワクしたり考えさせられたりした出来事を少年が話すように嬉しそうに話してくれるんですよね。

 

「こないだ〇〇に行って来たんだけどさ〜、本当にすごくて!」

みたいな感じです。

 

これに僕はいつも心を洗われていたというか、癒されていました。

 

やっぱり、

日常業務をこなしてると、

めちゃくちゃ働いてもうまくいかないことが当然あって、

落ち込んだりイライラしたりして、

目標を見失って、負の感情に支配されることも多いわけです。

 

そんなときに少年のように目をキラキラさせたCEOを見ると、なぜか元気になってくるんですよね。

CEOのピュアで熱い思いが気づいたら自分に乗り移っていた、そんな感じです。

 

もちろん、ピュアなのはCEOだけじゃないです。

色は違いますが、どの役員もピュアさを兼ね備えていました。

 

アカツキがここまで急激に大きくなれた1番の源泉は、
メンバーを勇気付けて、

みんなで物事を推し進めることができる、
パワースポットのような経営者のピュアさなのかもしれないです。

 

※ちなみに、

僕のいたコーポレート部門のトップとベテラン層は、

ピュアさを兼ね備えたゴリゴリ戦闘民族で、

平和主義なゆとり世代代表の僕は、毎日子鹿のように震えあがっていたので、

癒しの要素は皆無だったかもしれないです笑

やらなきゃ!という意味でモチベートして頂いていたと思います(震)

 

 

⬛️アカツキには心理的安全性があるのかもしれない

 

次にアカツキの良さを考えていて浮かんできたのは、


そいえばモヤモヤをめっちゃメンバーに共有してたなー


ということです。

 

仕事の場で

「なんかモヤモヤしてます…悩んでます…」

 

なんて言うと、

普通の厳しいビジネス社会では、

「ネガティブで頼りない」

「なんかあいつ使えないな…」

なんて言葉が出てきそうです。

 


アカツキはそうじゃなくて、

モヤモヤにみんなで向き合って、

みんなで成長していこうよ、
みんなで結果を出していこうよ、


という考え方があるよなーと僕は感じています。

 

例えば、
上司と部下は週に1回は対面で二人きりで30分ほど面談をします。


この1on1の機会を使って、

日常でモヤモヤを共有して議論を深めようとするメンバーもいます。

 

結果として、

そのモヤモヤが解決しなかったとしても、
「聞いてもらえてよかった」
「色々話してくれたなー、ああいう風に思ってたんだなー」
など、相互理解が深まって、つながりや安心感が強まります。

それが、日常業務を円滑に回すようになっているんですよね。

 


また、アカツキには日報を書くという文化があるのですが、僕はこれを悪用して、モヤモヤを誰よりも共有していました。

 ※日報は、専用ページでその日の業務や所感、明日の予定などを書いてポチると、全社にその内容がメールで通知される仕組みになっています。

  

 

その日悩んだこと、感じたことを赤裸々に書いていました。

 


普通の会社であれば、
「おま、、、あれ全社に共有されてるんやで、、書きすぎだよ、、」
と上司から呼び出しを喰らったり、
メンバーに距離を置かれたりするかもしれないです。

 

ですが、

アカツキのメンバーはそのプレコックス感(なんかいやな感じ)を受け入れて向き合ってくれる人が多かったです。


「弱さを素直に開示できるのは強いね」


「日報、面白いっす」


「ファンです!」


「俺はこういう風な考え方でそういう場面を乗り越えたよ(参考になる記事のURLを添えて)」

など、

顔と名前を知ってるくらいで普段そこまで話さない他部署の人から、
声をかけてもらったり、チャットをもらったりしました。

 

もう僕はこのおかげで困難も乗り越えられたんじゃないかと思っています。

本当に嬉しかったです。

 


気づいたら日報にモヤモヤを書くときも、
「見てくれてる人がいるからポジティブに終わろう!」

と自然と意識するようになり、
いつのまにかネガティブだったはずがポジティブになっていました。

 

このような1on1や日報のように
一人のモヤモヤに他の人も向き合おうするという文化が、
何を言っても大丈夫
という心理的安全性
を生んでいます。

 

その心理的安全性は、
新しいアイデアを発言しやすかったり、
リスクあることへアラートを早めに出しやすかったり、
リカバリーできるうちに失敗やミスの事実をすぐ上長へ伝えることができたり、
と、

事業の質を高めるための円滑なコミュニケーションの土台になっているのは間違いないかなと思います。

それも、アカツキの急成長の要因の1つかもしれないです。

 

 

⬛️アカツキは、徹底的にwhyにこだわるのかもしれない

  

アカツキは、

某コンサル会社がやっていたテクノロジー企業の成長率ランキングでも1位になったこともありますし、

時価総額も上場1年半くらいで1,000億円いってました。

 

うん、、すごい成長スピードです、、

※毎月、月次決算を締めるのが楽しみで楽しみでしょうがなかったです。

 

ヒトにフォーカスして、

楽しい、優しい、楽できる、和気あいあい
だけの会社だったとしたら、
ここまでの成長はできていないと思います。


その成長の根源の1つとして、

徹底的にwhyにこだわる

があるのかもしれないなーと僕は感じています。

 

例えば、

コーポレート部門でも、そういうシーンがあります。

コーポレート部門というのは、
経理とか法務とか総務などの機能を有するわけですが、
経理とか法務とかなどは特にですけど、
一般的に一定のセオリーがあります。

 

過去こうやってきたからこうやるべき
一般的な会社はこうやってるからこうやるべき
法律や基準でこうなってるからこうやるべき
外部の専門家がこう言ってるからこうやるべき

などが、そのセオリーです。


普通は、セオリーを知って、
そのセオリーに沿ってミスなくやれば、
コーポレートとしては及第点です。


しかし、アカツキのコーポレート部門では、
軽い気持ちでセオリーに迎合すると、
すぐ厳しく上司に質問されます

※まあ、未熟な僕はセオリーすら知らないなんてことも多々あるわけですが…

 

「なんで?」
「そもそも〜」
「一般的にはそうなんだろうけど、どう思う?」「何が会社にとっていいんだろうね」
「目的は何?結局どうしたいんだっけ?」

 

このようなフレーズで、
自分達の仕事のwhyを問い、徹底的にこだわります。

 

 

これと似たように徹底的にwhyにこだわるというのを、
形は違えど、ものづくりをしている事業部を中心として全部署が行なっているのかなーと感じました。

  

このwhyにこだわり、コトにもこだわる文化が、

しっかりユーザーの期待に応えるサービスを生み出す力の源となり、今まで(これからも)会社を圧倒的に成長させてきた(いく)のかなー、と思います。

 

 

⬛️じゃあなぜ辞めるのか

 

アカツキがこれらの良いところ(他にもいっぱいあるけど)を兼ね備えているのも、

最終的に

感情を報酬に発展する社会

の実現を目指しているからです。

 

このビジョンを説明するのはちょっと難しいのですが、

僕的には

お金だけじゃないワクワクした気持ちとか誰かとつながってて嬉しい気持ちとかをモチベーションにみんなが活動していく社会を作りたい

ってことだと理解しています。

 

僕はこの考え方が本当に好きです。

 

感情にちゃんと向き合ってそれを大切にしてみんなで幸せになっていく社会

って、なかなかユートピアみたいな感じだけど、めちゃくちゃ良いなーと思うわけです。

 

で、じゃあなんで辞めるの?

って感じかと思うのですが、

 

単純に「良いな!」と思った、

このアカツキの文化や考え方を会計士業界に持ち帰って自分なりに広めてみたいなー

 

とふと思ったからなんですよね。

 

アカツキに入れたのも自分が会計士試験に合格していたおかげだから、シンプルに会計士業界に恩返ししたいというのもありますが、

 

会計や税務という全ての会社に必要なお金絡みのことを良く知ってる会計士が、

そーゆーお金みたいな物質的なモノだけでなく、

感情みたいな精神的なモノも大切にできるようになったら、

一体どんだけ多くの会社やそこにいる人に良い影響を与えられるんだろうか。。

という、会計士の可能性にワクワクしてしまったからなんですよね。

 

とはいえ、

そもそも会計士の専門領域であるお金周りのことって、

僕は知らないことやできないことがまだまだ多いんですよね。

 

そーゆー物質的なことを会計事務所という専門的な場所でちゃんと学んだ上で、

物質×精神を大切にできる会計士になれたらけっこう幸せかもしれないなーなんて今は思っています。

※これから

「物質的なこと、やっぱり俺全然知らないや…」

「この人の気持ちが全然わかってなかった…」

みたいな壁にぶち当たるんだろうなと思うと、

今から既に辛いですが…

 

そのため、

めちゃくちゃ良い(厳密にいうと善い)会社であるアカツキを辞めることにしました。

 

 

それにしても、

書けば書くほど、

アカツキ辞めて大丈夫なんだろうか。。

という不安が大きくなり、今日も寝れなさそうです。

※もう盛大に送り出してもらったから後戻りできないんだけど…

 

 

というわけで、

今日は

アカツキを辞めるのは間違っているのかもしれない

という思いを書かせていただきました。

 

 

アカツキの皆さん、

本当にありがとうございました。

 

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